
歯周病がかなり進行してしまうと、人工歯根を植え込むのに必要なだけの骨がなくなることがあります。
ですので、歯周病で歯を失い、部分入れ歯を使っているという方の場合、顎の骨が十部残っているうちにインプラントにすることが大切になってきます。
入院が必要となるのは、全身麻酔で手術する場合のみです。
この全身麻酔で手術を行なっている施設は、大学病院などと限られています。
ほとんどの歯科医院では歯科麻酔で手術をするので、その日のうちに帰宅できることになります。
手術時間は、インプラントを埋め込む本数にもよります。
1本だけ埋め込む手術なら約30分、10本程度入れる場合では最長で3時間くらいかかります。
しかし、これは手術そのものの時間であって、術前の準備にかかる時間は含まれていませんので、すべての時間を合計すると、4~5時間ほどになると思われます。
インプラント手術中は、医師の管理が適切であれば問題を起こすことはまずありません。
何か問題が起こった場合、血圧や脈拍などの変化は常にモニターで管理されているので、すぐに対処できます。
また、骨を削ってフィクスチャーを埋め込む手術は、他の外科手術と違って、途中で中止することができます。次回、体調が万全なときに、その途中から始めることができるのです。
インプラント治療の年齢制限はない、と一般的には言われていますが、これには条件があります。
顎を含めた骨というのは、だいたい18歳ぐらいまで成長し続けていますので、成長途上の骨には埋め込むことは出来ません。
また、あまり高齢になってからでは、機能の回復が遅くなるかもしれません。
このあたりを考え合わせると、20歳~70歳くらいが、年齢制限になるでしょう。
もともとインプラントは、入れ歯の代わりに開発された治療法ですので、年齢の上限にはそれほどこだわらなくても良いかもしれません。
しかし、どんな治療においても、年齢が若いほど回復は早いですから、インプラントを埋め込んだ後の歯ぐきの治りも、年齢が若いほど早いようです。
高齢になればなるほど、骨とインプラントの結合に時間がかかってしまいますので、インプラントを入れる!と決めたら早いにこしたことはないでしょう。
噛む力は、ほぼ自分の歯と同じように何でも噛めるようになります。
健康な歯は40~50キログラムの噛む力があるといわれていますが、総入れ歯にすると、なんと10~15キログラムに減ってしまうのです。